採用面接での資格の役割
kurupanです。
今回は、採用面接における資格の役割について考えてみます。
○資格が無いことを理由に面接を落とされてしまう話
先日、こんなtweetを見かけました。
面接で資格を理由に断られ、それが原因で資格に固執している知り合いがいる。ただ、僕から見たらその方の強みは人柄で、残念ながら勉強には向いてないと思っている。本人にも伝えているのだが、何年も電験三種を受け続けている…足りないのは資格ではなく、自分を知ること。時間だけが過ぎていく。
— ひとリスト (@hitorisuto_) 2019年1月9日
ご友人が資格を理由に面接で落とされてしまったお話です。
このtweetによれば、その方の強みは人柄とのこと。企業にとっても、もったいない話だと思います。
ですが、この方の
「足りないのは資格ではなく、自分を知ること」
という意見は、このお話の一面しか見れていないような気がします。
○面接での「資格」の役割
このtweetのお話には、お友達の方の他に登場人物がいます。
それは、企業の面接担当者です。
彼らの立場から考えると、この話の見え方が少し変わります。
企業が人を一人雇うには、支払う給与だけでなく、福利厚生や職場環境の整備なども含めて、大きなコストがかかります。
そして、採用面接でのたった数十分、長くても1時間程度の時間の会話で、大きなコストをかけるか、判断する必要があります。
面接担当者は、その判断材料を必要としているのです。
そこで資格が役に立つのです。
資格はその人が持つスキルを客観的に示すことができる指標です。仕事でのパフォーマンスもある程度保証されます。
面接担当者からすれば、採用する際のリスクを減らすことができるのです。
資格は面接担当者に対して、ある種の保証の役割を果たしてくれるのです。
私の想像に過ぎませんが、このtweetの面接官も、ご友人の人柄の良さは感じられていたのだと思います。
ですが、人柄だけで採用を決定する(=大きなコストをかける)のは、リスクが高すぎたのだと思います。
落とされてしまった方も、このことをなんとなく感じているから諦めずに資格を目指しているのだと思います。
自らの強みをわかった上で、その強みを発揮できる職に就くために資格を取ろうとしているのだと思います。
頑張って資格を取得してほしいと思います。
○まとめ
本記事では、tweetを通して面接における資格の価値について考えてみました。
資格勉強をする際は、
「この資格をとることで周囲の人間の考えがどう変わるだろう?」
ということを考えると、モチベーションアップに繋がるかもしれません。
たかが資格、されど資格です。
資格の価値をよく考えながら、勉強に励みましょう。